2011-03-19

菓子作り熱ふたたび






昨年の春頃、なかしましほさんのレシピでクッキーをたくさん作っていた。
粉と油と砂糖だけでできる簡単さがよかったの。
梅雨になるとクッキーはしけるからなんとなく遠のいていったのだけど、
今回ケーキとマフィンの本が出たことをきっかけにまたいろいろ作っている。

生姜とココナッツのマフィン
バナナとクルミのマフィン
メープルナッツスコーン
レモンとココナッツのスコーン
杏とココアのケーキ

これらもまた卵やバターを使わないで、粉と油と砂糖やシロップ、
それとベーキングパウダーでできている。
すごく簡単でおいしくできるので、ひとつ作ると、また次の何かを作りたくなる。

粉をはかって、油や牛乳とまぜて、型にいれて、焼きあがりを待って、という作業はいい。
着実に物事が進んでいく感じというのかな。
焼く前と焼いた後にすこしの「変身」が加わるのもいい。

幸田文が、「台所という場所は、公開のような、また自分だけの密室のような、
ふしぎなところである。~あそこは大根や魚を料るところでもあったが、
女の心の業をこなす場所でもあった。」と書いていて、
女の心の業とはすごい言葉だけど、マフィンやスコーンを作るのもそれに通じるんだろうね。
わたしはいま実家に暮らしていて、料理をすることってあんまりない。
だからそのうち自立して自分の台所を持って、いろんなものを煮たり焼いたりしたいなーと思う。


(節電しなきゃ。)