2011-02-25

ひとり旅行 : くらしき



倉敷。
駅から15分ほどで、倉敷の観光地域である、美観地区につく。
川沿いに建てられた蔵や商家が残っていて、民芸品やお土産売ってたり、
小さいギャラリーやってたり、ごはん屋さんだったり。
あとは大原美術館と言う大きな美術館と、アイビースクエアというレンガ造りの建物、
古い旅館や酒屋、町屋がならぶ本町通りと、すこし離れたところに鶴形山公園。
全体的にこじんまりとした、小さい街です。

大原美術館では、モネやらリー・ファンやら、ああ昨日もみたなあという人たちの絵。
工芸・東洋館ではお皿や花瓶などの陶器がかざってあって、静かにテンションが
あがる類のもの。
おばあちゃんがお皿好きだった。
その影響かもしれないとこのごろ思う。

そして川沿いのギャラリー兼お土産屋さんで、すこし気になっていた倉敷ガラス購入。
写真のそれです。
小谷真三さんという人が作って、命名したものなのだそう。
すべての工程をひとりでやっていて、日常的に使えるもの、というのがテーマと。
ふうん。
窓辺に置くと色がきれいだよ。

昼間はここらで時間をつぶし、夕方ころになると思った通り時間があまったので、
近くの中央図書館へ。
旅行先で、地元の人が集まるようなところにいくのはすこしおもしろいのです。
図書館も6時になると閉館。
夜行バスに乗る前に、行っておきたい場所がある。
それは銭湯です!
直島で買ったお風呂セットを持って、えびす湯というものすごく古い銭湯へ。
どれくらい古いかというと、ロッカーが木!
シャワーなんてついてないし、浴室の床が石!
小さいドライヤーなんてなくって、美容院でパーマかける機械みたいなのが。
ひとっ風呂浴びてぽかぽかになって、帰路についたのでした。

そして帰ってから気がついたことは、わたしの好きな作家がいったのは、
海のある倉敷のほうであるということ。
美観地区ではなくて、児島、水島、玉島地区だったということ。
でもいいもん。
海は直島で楽しんだのだもん。
すん。

ひとり旅行 : なおしま



わたしの好きな作家が、倉敷に住んでいてとてもいい街だ、とエッセイで書いて
いたのを見て、行きたくなった倉敷。
調べると、直島に近いことがわかって、(調べないとわからないほどの地理能)
直島倉敷旅行を決めたのだった。
直島は、いい島だった。
いろいろな作品が展示してあったり、美術館自体がいい、というのの前に、
島自体がいい。
岡山の宇野からフェリーで20分。
瀬戸内海の海だから、なんだかやさしいし、おだやか。
砂浜と海の境目なんて緑がかった青で、湘南の色の濃い砂とは全然違う。
街なみも、家々の仕切りが木だったり、昔ながらの日本家屋が結構あって、
せまい小路を通ると暮らしが伝わってくる感じ。

そしてそういう家々の中に「家プロジェクト」という古い家屋を改修した作品がある。
6件ほど。歩いてみて回って1時間半くらい。
わたしは午前中にまわって、お昼を食べて、午後は美術館巡りをした。
地中美術館とベネッセミュージアムとリー・ファン美術館。
あとは道中にあるオブジェを見て回ったり。
山の上の方に湖があったり、いきなり大きなゴミ箱が出現したり、
浜辺をみおろせば大きな船の先端が埋まっていたり。
自然とアートの調和が目指すところなのだろうけど、ま、そうなのかな?
海周辺の作品は、草間さんのカボチャ以外は割と自然だった。
島の人がさかんに、あっちに黄色いカボチャあるよ!と言っていておもしろかった。
最後、私的一番いきたかったところ、大竹伸朗の銭湯にいった。
わたし特に大竹好きではないのだけど、銭湯と、かわいいものは好き。
だから行きたかったの。
(最近ちかくのスーパー銭湯に通ってるのだもんね!)
中は思ったよりこじんまり、浴槽1.66×4.4×0.5mにカラン8個。
ただとにかく真っ白であっかるい!
昼の16時くらいだったから、夜行くとまた違うのかも。
かなり清潔な感じで、ドライヤーもあった。
地元の人が入ってたらおもしろいなーと思ったのだが、お風呂につかっていたのは
若い観光の女子のみであった。
普通銭湯って常連さんのお風呂セットが置いてあったりするけどここはさすがに
なかったな。
見えるとこにはないだけで、奥にしまってあるのかもだけど。
夕方発のフェリーで直島をあとにし、電車で1時間かけて倉敷にむかいました。

※あと、ちょうどわたしの行った日から直島の美術館群と家プロジェクトのチケットが
一緒になって200円お得な直島2daysパスポートてのが始まったみたいだった。
画像の、左っかわのもの。
これを持ってると、ベネッセハウスが1割引き、グッズ購入も5%引きという特典。
あと豊島の心臓音のアーカイブってのが鑑賞できるんだって。
で、特筆すべきは、これ通し番号が3番だったこと。
わたしの前にカップルがこの券を買って行ったんだ。
あの人たちは1番と2番だったんだーと思うと、少しくやしいのでした。