2011-02-25

ひとり旅行 : なおしま



わたしの好きな作家が、倉敷に住んでいてとてもいい街だ、とエッセイで書いて
いたのを見て、行きたくなった倉敷。
調べると、直島に近いことがわかって、(調べないとわからないほどの地理能)
直島倉敷旅行を決めたのだった。
直島は、いい島だった。
いろいろな作品が展示してあったり、美術館自体がいい、というのの前に、
島自体がいい。
岡山の宇野からフェリーで20分。
瀬戸内海の海だから、なんだかやさしいし、おだやか。
砂浜と海の境目なんて緑がかった青で、湘南の色の濃い砂とは全然違う。
街なみも、家々の仕切りが木だったり、昔ながらの日本家屋が結構あって、
せまい小路を通ると暮らしが伝わってくる感じ。

そしてそういう家々の中に「家プロジェクト」という古い家屋を改修した作品がある。
6件ほど。歩いてみて回って1時間半くらい。
わたしは午前中にまわって、お昼を食べて、午後は美術館巡りをした。
地中美術館とベネッセミュージアムとリー・ファン美術館。
あとは道中にあるオブジェを見て回ったり。
山の上の方に湖があったり、いきなり大きなゴミ箱が出現したり、
浜辺をみおろせば大きな船の先端が埋まっていたり。
自然とアートの調和が目指すところなのだろうけど、ま、そうなのかな?
海周辺の作品は、草間さんのカボチャ以外は割と自然だった。
島の人がさかんに、あっちに黄色いカボチャあるよ!と言っていておもしろかった。
最後、私的一番いきたかったところ、大竹伸朗の銭湯にいった。
わたし特に大竹好きではないのだけど、銭湯と、かわいいものは好き。
だから行きたかったの。
(最近ちかくのスーパー銭湯に通ってるのだもんね!)
中は思ったよりこじんまり、浴槽1.66×4.4×0.5mにカラン8個。
ただとにかく真っ白であっかるい!
昼の16時くらいだったから、夜行くとまた違うのかも。
かなり清潔な感じで、ドライヤーもあった。
地元の人が入ってたらおもしろいなーと思ったのだが、お風呂につかっていたのは
若い観光の女子のみであった。
普通銭湯って常連さんのお風呂セットが置いてあったりするけどここはさすがに
なかったな。
見えるとこにはないだけで、奥にしまってあるのかもだけど。
夕方発のフェリーで直島をあとにし、電車で1時間かけて倉敷にむかいました。

※あと、ちょうどわたしの行った日から直島の美術館群と家プロジェクトのチケットが
一緒になって200円お得な直島2daysパスポートてのが始まったみたいだった。
画像の、左っかわのもの。
これを持ってると、ベネッセハウスが1割引き、グッズ購入も5%引きという特典。
あと豊島の心臓音のアーカイブってのが鑑賞できるんだって。
で、特筆すべきは、これ通し番号が3番だったこと。
わたしの前にカップルがこの券を買って行ったんだ。
あの人たちは1番と2番だったんだーと思うと、少しくやしいのでした。

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